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赤池佳江子 個展〈はなしのほとり〉展示作品
小川未明や坪田譲治の童話集のおはなしからふんわりと浮かんだ風景を描きとめました。
ひとつの物語から広がるまたもうひとつの物語。
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ある田舎の村には時計がなく、住民たちは太陽の登りぐあいを見ておよその時間をはかっていた。
ひとりのお金持ちが町に出て時計を買った。
そして、もうひとりのお金持ちは違う時計店で時計を買った。
ふたつの時計は30分ばかり時間が違っていた。
双方それぞれの時間を信じる人たちが争い始める。
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小川未明の童話『時計のない村』を題材にした描き下ろし作品です。
赤池さんらしいほのぼのとしたタッチで描かれた絵によって、おはなしの世界が広がっていくようです。鮮やかな配色も魅力的です。
アクリルガッシュ/額:桐(金沢桐工芸 岩本清商店)
■額サイズ:W410×H315×D15 mm
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《 赤池 佳江子 》 akaike kaeko
石川県金沢市生まれ
1999年 金沢美術工芸大学 視覚デザイン専攻卒業
唐仁原教久氏に師事し、HBスタジオ、HBギャラリーに勤務
2009年に金沢に戻り独立
主な仕事は、雑誌の挿絵や本の装画など
絵本に「そだててあそぼう ビワの絵本」(農文教)
「あいうえおオノマトペ」(河出書房新社)