赤池佳江子個展〈はなしのほとり〉展示作品
小川未明や坪田譲治の童話集のおはなしからふんわりと浮かんだ風景を描きとめました。
ひとつの物語から広がるまたもうひとつの物語。
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おじいさんと孫の金太郎はかなたの谷間の池でフナやハエ、タナゴなどをかごいっぱいに釣った。
池の岸では風がソヨソヨと吹き、木の下の水にもれる日光をうつして美しくすんでいた。
おじいさんは「それじゃ、このへんでおべんとうにしようか。」と風呂敷包みを持ってきた。
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坪田譲治の童話『谷間の池』を題材にした描き下ろし作品です。
赤池さんらしいほのぼのとしたタッチで描かれた絵によって、おはなしの世界が広がっていくようです。鮮やかな配色も魅力的です。
アクリルガッシュ/パネル
■パネルサイズ:W300×H214×D21 mm
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《 赤池 佳江子 》 akaike kaeko
石川県金沢市生まれ
1999年 金沢美術工芸大学 視覚デザイン専攻卒業
唐仁原教久氏に師事し、HBスタジオ、HBギャラリーに勤務
2009年に金沢に戻り独立
主な仕事は、雑誌の挿絵や本の装画など
絵本に「そだててあそぼう ビワの絵本」(農文教)
「あいうえおオノマトペ」(河出書房新社)