赤池佳江子 個展〈はなしのほとり〉展示作品
小川未明や坪田譲治の童話集のおはなしからふんわりと浮かんだ風景を描きとめました。
ひとつの物語から広がるまたもうひとつの物語。
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大きな国と小さな国が隣り合っている。
大きな国の兵士は老人、小さな国の兵士は青年で石碑の建っている右と左で番をしている。
いつしか仲良くなったふたりだが、二つの国は戦争を始めてしまう。
青年は戦うために去り、野ばらが咲いたその場所で老人は毎日を呆然と過ごしていた。
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小川未明の童話『野ばら』を題材にした描き下ろし作品です。
赤池さんらしいタッチで描かれた絵によって、おはなしの世界が広がっていくようです。鮮やかな配色も魅力的です。
アクリルガッシュ/額:桐(金沢桐工芸 岩本清商店)
■額サイズ:W410×H315×D15 mm
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《 赤池 佳江子 》 akaike kaeko
石川県金沢市生まれ
1999年 金沢美術工芸大学 視覚デザイン専攻卒業
唐仁原教久氏に師事し、HBスタジオ、HBギャラリーに勤務
2009年に金沢に戻り独立
主な仕事は、雑誌の挿絵や本の装画など
絵本に「そだててあそぼう ビワの絵本」(農文教)
「あいうえおオノマトペ」(河出書房新社)